活用事例紹介

活用事例紹介

Oracle Cloud Infrastructure利用事例

システム概要と課題

A社は、従業員の業務達成や能力開発目標、キャリアプラン、人事考課、個人情報(資格・経歴など)重要なデータを総合的に管理する社内システムに下記のような課題をお持ちでした。

システム概要


◆業務用途

従業員の業務達成や能力開発目標、キャリアプラン、人事考課、個人情報(資格、経歴など)を総合的に管理する人事評価システム
◆システム規模

  • サーバー台数:オンプレミス物理サーバ2台(アプリケーションサーバー、Oracleデータベースサーバー)
  • 利用者:約350名
  • ピーク時期:目標策定、評価時期(年度初め、年度末及び四半期毎の評価面談時期の1~2週間にほぼ全社員が集中的に利用)
  • 課題


  • 数年に1度の機器更新に伴う調達負担
  • 機能毎のソフトウェアライセンス調達負担
  • 社内評価制度変更への迅速な対応
  • アプリケーションプラットフォームのサポート終了
  • ご提案

    機器更新に伴う調達の負担やソフトウェアライセンス調達負担への課題がありましたので、クラウド環境への移行は必須と考えました。また、機微な情報を扱うことからアクセス元は社内ネットワークに絞る必要があり、クラウド環境へ社内ネットワークを延伸し、セキュリティを強化する必要がありました。あわせて人事部・管理職・評価対象者のアクセス権限を管理し、高度なセキュリティ及び制度変更への柔軟な対応が必要でした。

    Oracle Cloud Infrastructure (以降OCIと表記)を提案した理由


  • アウトバウンド(クラウドから外部向け)通信データへの課金をほぼ気にする必要がない
  • データ移行にかかるコスト及びOracle Database上のアプリケーション開発スキルの活用による開発コスト低減
  • Oracle Databaseパッチコントロールの設計思想(利用者でのコントロールが可能)
  • ライセンス費用を他社クラウドより抑える事ができる
  • 実行基盤の構築及びデータ一次移行の工数最小化
    ( Oracle Database以外への移行と比較して約1/10に抑制)
  • 人事部・管理職・評価対象者のアクセス権限を管理し、高度なセキュリティ及び制度変更への柔軟な対応が可能

  • システム構成イメージ

    導入後のメリット

    導入担当者様から下記のようなお声をいただきました。

    • Oracle Databaseの作成が簡単に!

    • 導入前は、Oracle Databaseをオンプレミス環境で作ろうと思うと慣れた技術者でも半日ほどかかっていましたが、導入後は数ステップのウィザードで15分ほど完了できました。Oracle Databaseの導入に対する敷居が大きく下がったと感じました。

    • 追加課金をほぼ気にせず予算管理が楽に!

    • 通常、クラウド環境からのアウトバウンド(クラウドから外部向け)通信は一定の容量までは無料で行えますが、OCIは無料枠が大きいので追加課金をほぼ気にする必要がなくなりました。予算管理の面で非常に助かっています。

    • 高性能かつ低コストなストレージで開発環境としてもフル活用!

    • 開発環境としても利用しており、高性能(高いIOPS)かつ、低コストなストレージのおかげで一時的なデータ処理の性能があがり作業時間の短縮が実現できています。


    利用サービス・製品

  • Oracle Cloud Infrastructure (OCI)
     Compute, Block Volume, Base Database Service

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